「街の匂いを楽譜と捉えて、演奏できないか」
7月13日(木)
|千代田区
PARAでつくってます3 野木青依 アーティスト イン レジデンス 「街の匂いを楽譜と捉えて、演奏できないか」 2023年7月10日(月)より開始 毎週月・火・木曜日 14:00頃〜18:00頃に練習予定!
日時・場所
2023年7月13日 11:00 – 18:00
千代田区, 日本、〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目20−12 第二富士ビル
イベントについて
PARAでつくってます3 野木青依 アーティスト イン レジデンス 「街の匂いを楽譜と捉えて、演奏できないか」 2023年7月10日(月)より開始 毎週月・火・木曜日 14:00頃〜18:00頃に練習予定!
会場
PARA神保町
東京都 千代田区神田神保町 2-20−12 第二冨士ビル 4F ◆プログラム概要◆ 美学校とPARAの共有スペースでのレジデンス「いざ最悪の方へ」「贅沢貧乏」に続く第3弾。誰かが同じ場所で仕事をしたり打ち合わせをしたりしていることも野木さんの練習になるんだと思います。ぜひ覗きにきて、あなたもレジデンスしていってください。PARAの各コース、フリーパス、美学校の2023年度通年受講生は、共有スペースを追加料金なしでご利用できます。 PARA主宰 岸井大輔 *** 母は、ラパンを運転しながら「あお(青依の"あお")は手に職つけなきゃだよ」と度々話しました。 マリンバに出会ったのは11歳。翌年には「マリンバ奏者になる」と短冊に書きました。 マリンバの練習場所は実家のリビングでした。練習を始める時、祖父と家中の窓を閉めてまわり、祖母から「お昼/夜ご飯は何時ごろに食べるの?」と聞かれ、幼い弟は"練習の邪魔"をしないように和室に連れていかれました。練習をサボると母に怒鳴られ、何度か失神しました。 実家にいた頃の私は、家族の協力(と、期待)により、生活を「マリンバ練習」に全振りしていました。そして、家族の生活には「マリンバ練習」の音が常に重なっていました。 それから数年後、私は「マリンバ奏者」として仕事が出来るようになりました。が、「生活」の技術が全く無いために継続不可能な状態に陥りました。 「生活の練習」を始めたのが、約3年前。「生活」を学ぶごとに、それまでの「演奏」に疑問が芽生え、距離をとり、変化して変化して…今の「演奏」に辿り着きました。 朝はだいたい9:00頃に起きて、(1日おきで)洗濯機を回し、朝ごはんをつくり、食べて、コーヒーを淹れて、食器を洗い、洗濯物を干し、(1日おきで)掃除機をかけます。ここでだいたい11:00。コーヒーを飲んで、出かける準備をして…という、この数年で培った生活リズムに合わせると、PARAに到着するのは13:00頃でしょうか。家で昼食をとってから向かう(食費節約のため)なら14:00頃。それから18:00頃まで練習をするつもりです。 練習の軸になるのは「街の匂いを楽譜と捉えて、演奏できないか」という興味です。 (色んな方とこの興味についてお喋りしたいので、何かしらのイベントも起こすかもしれません) 練習をする場所は、PARAの皆さんの「共有スペース」。岸井さんやスタッフの方々の「生活」に「マリンバ練習」の音が重なります。 私は、リビングで練習しています。 野木青依(マリンバ奏者/アーティスト) 11歳からマリンバ演奏を始める。桐朋学園大学音楽学部卒業後、2018年8月メルボルンにて「第5回全豪マリンバコンクール」第3位並びに新曲課題における最優秀演奏賞受賞。2019年頃より即興演奏を表現方法のベースに「偶然」と「交流」を重視した企画・作品を発表。マリンバと街を練り歩く「マリンバ・ネリネリ」シリーズ、街や家に滞在する「マリンバさんのお引越し」など。2022年「ファッションを演奏する」を発表。服の"もと"である型紙や布を楽譜として読み解き、生演奏とパフォーマンスで観客に共有した。